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授業が終わり、現在放課後。
「さ~て……ストレス発散に行きますか」
もはや砂幻にとって不良二百人など、お遊びに過ぎないのだろう。
「砂幻、今日は俺も行くわ」
「何でだ? まさか夏に向けて泳げるようになるための特訓をするつもりか……!」
「俺泳げるから!」
「じゃあなんね」
「急に訛るなよ……あれだ。健康の為だ」
渚と別れた砂幻は健吾と二人で、手紙に書かれた場所に向かうことになった。
「また色々やられなきゃいいけどな」
「お前喧嘩売ってんのか?」
「買いたいならいいぞ。ただお前が廃人になるだけだから」
「徹底的にやる気満々かよ! 俺どうなんの!」
「だから廃人になるんだよ」
「言い切るなよ! 俺また入院すんのやなんだよ!」
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