1章:サッカー部の彼。

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(え…誰が好き!?一体なに???意味が分かんない…!!!!) 「…や、やめてよっ!!」 ドンッ!! あたしは訳の分からない事を言った、その男の子を突きとばしてしまった。 「え゛…あ…ゴメン。」 (やり過ぎだったかな…。) 「いてぇ…。フッ、そんなに恥ずかしがらなくてもいいだろっ?」 男の子は平然と立ち上がって、ニヒヒというような笑顔を浮かべて、ジリジリと…あたしに近づいてくる。 「いや…そういう事じゃなくて…っ」 あたしは一歩一歩後ろに下がる。 ドンッ―――。 あたしの背中が、壁に阻まれて、行き場を失う。
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