1章:サッカー部の彼。

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角を曲がろうとした時… 「わっ、山田先生っ!!」 体育教師の山田先生と鉢合わせしてしまった。 「わっ!とは何だ高坂!!何時だと思っとるんだ!早く帰りなさい!!」 「すいません…山田先生…部活が終わるまで、彼女が待っててくれたんです。で、今俺が送っていく所なんです。」 湊君が急に真面目に答える。 「そ、そうか…気をつけて帰れよ。」 「はい。」 「……??」 (山田先生…何であたしと湊君に対しての扱いが違うの?!) 変な違和感を残しつつも、歩き出すあたしたち。 何故か湊君に送られることになって(勝手に着いてきた)…終始無言だったけど、いつの間にか無事に家に着いていた。
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