22人が本棚に入れています
本棚に追加
悩んだって仕方ない。
取り敢えず職員室に向かった。
----コンコン。
「失礼します。今日からお世話になる朝陽です。」
先生「はいはい。君は僕のクラスだね。担任の佐原那智(サハラナチ)だ。」
「朝陽奈瑠です。ヨロシクお願いします♪」
愛想よく愛想よく…
1年3H---。
「うわっ。クラス多ッッ;;」
後から聞くと1年だけで5クラス
あるらしい……。
都会って凄いわぁ…。
先生「-----…ということで転校生を紹介します。どぉぞぉ~」
当然。ワイワイガヤガヤ…
聞こえてくるのは男子の声ばかり。
ガラッ―
男子A「ぉお♪女子ぢゃん☆」
男子B「メッチャ可愛いじゃん♪」
先生「はいッ!!静かにぃ~!!朝陽。自己紹介♪」
「高知県の夢ヶ丘東高から来ました。朝陽奈瑠ですvVヨロシクお願いします♪」
先生「じゃあ、席は紗羅の隣な。紗羅ァ~手ェ上げて☆」
男の群れの中から白く、細い腕が見えた。
『うっわぁ~メッチャ綺麗な人ォ…』と思ったのは言うまでもない。
大変容姿端麗な子であった。
それからアタシは言われた席に着いた。
「僕の名前は日向紗羅。ヨロシクね☆」
「朝陽奈瑠。こちらこそヨロシクね♪―――ッて女の子だよね!!?」
紗羅「??そうだよ~?」
「え??じゃあ何故に"僕"!?」
紗羅「ぁあ、癖だよ。ヤローばっかりだからな。」
紗羅「直に馴れるよ☆」
――――…。そうだといいな;;
最初のコメントを投稿しよう!