想い人

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「いいよっ…てか寺島さんカワイイっ…っ」 「えっ…」 私は目が点になっていた。でも心の中では… (カワイイっ?!何でぇ?!あっ!?え~っ?!) …私は混乱していた。丸谷君にカワイイと言われ正直嬉しかった…。 そのため、自分の頬が徐々に赤くなっていくのが分かった。 (今すごい顔してるかもっ…こんな顔を見られたら恥ずかしいな…) 私は顔を隠す様に下を向いた。 「あっ、笑っちゃってゴメン…寺島さん…な、泣いてるっ!?」 丸谷君…もしかして…泣いてると勘違いした!!?どうしよう…こんな顔見られるの嫌だし…でも勘違いのままで気まずくなるのはもっと嫌だし… え~い!!! 「ち、違うのっ…う、嬉しくて…」 私は言葉を発するのと同時に顔を上げる。 丸谷君にカワイイと言われて嬉しい余韻から、顔が緩んでいるのも分かった…絶対に…今最高に!変な顔だ(汗) (ていうか…私何て事言ってるの~っ!恥ずかしい…好きだって事バレちゃうかもっ) 「あ…っ…うっ…うん、ならいいんだ…」 丸谷君は、そう言うとニコッと笑った。
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