青い石

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ある所にとても美しい女性がいた。 そのため、いろんな男性から告白されたりプレゼントをもらっていた。 そのプレゼントというのは数が多く、誰からもらったのかを忘れてしまうくらいだし、大して嬉しくもなかった。 しかしその中に一つだけ、彼女が大切にしているものがあった。 それは青いきれいな石のついたペンダントだった。 彼女はいつもそれをつけていた。 ただ、それをつけはじめてから彼女に変化が現れるようになった。 血色の良かった肌の色は青白くなって、斑点もでてきた。 さらに髪も抜け落ちていった。 彼女は「呪いだ!」と言って石を売ってしまった。 数日後、家に警察が来た。「このペンダントをどこで手に入れたんだ!!」 父親は今まであったことを全て話すと、警察がこう言った。 「あの石、ウランですよ」
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