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「俊~!!起きなさい!」
母親が一階のキッチンから大声で俺を呼んでいる。
思いっきり寝起きの悪い俺は
いつも誰かに起こしてもらわないと起きる事が出来ない。
あと5分……あと5分…
昨日の夜はバイトで
家に帰り着いたのは午前3時を廻っていた。
高校の時から近所のビデオショップでバイトをしている俺は
ほとんどが朝帰りに近い状態だった。
現在AM6:30
俊:「…んだよっ2時間しか寝てねぇよ」
携帯の時計を見て再び枕に顔を勢いよくうずめた。
すると階段をドシドシ登る音と壁をバンバン叩く音
そして俺の部屋の扉が
ものすごい音で開く音
ウトウトしながらも確かに頭に響いてきた。
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