ペット

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最後の一人、熊の少女はまだ扉のほうにいた。 アム「アリン~、はやく挨拶しなさ~い。」 アリン「・・・・・・・・・・・・・・」 ダッ 部屋からでていってしまった。 アム「ちょっと~。」 メイリン「もう・・・、あの子はアリン=ライテ=ト-マといいます。すごく人見知りするので打ち解けるのには大変だと思います。」 アム「最後は私ですね~。私はアム=ミ-ル=ソレアと申します。よろしくです~。」 翔「・・・・・・・・・・・・・」 翔太はアムを嫌った。自分にやったこと、自分をペットにした元凶。好きになれるはずがない。 アム「あ、さっきはごめんなさいです~。まだ加減できないんですよ~。」 翔「いいよ。べつに。」 アム「う~、いつか許してくださいね~。では~。」 そうして部屋には翔太とメイリンだけになった。 メイリン「どうですか?うちの住人達は。」 翔「男はいないんですか?」 メイリン「いないです。みんな男が嫌いですから。」 翔「へ?じゃあ俺は?」 メイリン「わかりません。あなたは不思議と誰も嫌がらなかったのです。だからペットとして選ばれたんです。」 翔「そういえば、ペットっていっても明日からなにをすればいいんですか?」 メイリン「基本は家事とかです。でもあの子たちの頼みは絶対に従ってください。あなたに拒否権はありません。あと明日からは全員にたいして敬語で喋ってください。」 翔「・・・・・・・・わかりました・・。」 いろいろな不安を抱えて、そのまま翔太は床についた。
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