1386人が本棚に入れています
本棚に追加
とりあえず受話器をとる、ボタンは5つ。翔太は一番上のボタンを押した。すると、2コール目で誰かがでた。
ラルア「はいはい、今でたよ。」
翔「ラルアさんでしたか。食事の用意ができたのでお呼びしました。」
ラルア「おう、翔太か。いまいくな。」
プツ
翔「本当に男みたいだな。」
そんな感じで全員を呼んで、6人の朝ご飯が始まった。
しかし、終始無言。誰一人喋らずにもくもくと食べている。しかも、みんなの目が光っているようにも見える。
翔「あの~。」
シーン・・・・・
翔「お味はどうでしょうか・・・。」
シーン・・・・・
翔(まずかったのかなぁ・・・。)
翔太はもうなにも言わずに、味の感じない朝食を食べた。
ラルア「ふぅ。食べた食べた。」
翔「は、はやい。」
ラルアは食べ始めてから5分で完食していた。
ほかの4人ももうほぼ食べ終わっている。
翔(40分かけてつくったのに。うぅ。)
翔太は少し主婦の気持ちを理解したような気がした。
と、みんな食べ終わったようだ。
翔「・・・・お口にあいませんでしたか?」
メイリン「とってもおいしかったわ。お昼もよろしくね。」
アム「こんなおいしいご飯久しぶりでした~。」
クリア「本当においかったですよ。」
ラルア「メッチャうまかったぜ。」
アリン「・・・・・・・(コクリ)。」
翔「おぉよかった。なにも言わなかったからまずいのかと思って・・・。それにしても私がくるまでなにを食べていたのですか?」
ラルア「えーと、それわー・・・」
皆うつむいている。どうやら思い出したくないようだ。
最初のコメントを投稿しよう!