ペット

3/8
前へ
/177ページ
次へ
???「ふふふ、逃がしませんよ~。」 女の子は笑っている。この状況をたのしんでいるようだ。 と、翔太が扉のとってに手をかけたそのとき、 ドコッ! ふいに背中に痛烈な痛みを感じた。 膝の力がぬけ、崩れてゆく。そして意識も消えていった。かろうじて、女の子のほうをみたが、数十メートルは離れていた。 翔(・・・・・・ここはどこだ?) 翔太は意識を取り戻したが、体は動かず、目も開かなかった。 翔(あ~、あの女の子に倒されたんだっけ。俺死んだのかな~。) マンガだとここで、いままでのことが走馬灯のように頭を巡るのだが、そのようなことはなかった。 翔(なんだよ、あんま悲しくないな。なんでだろ。) 次の瞬間、翔太の体を光が包んだ。
/177ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1386人が本棚に入れています
本棚に追加