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美姫は、不安でいっぱいの夜を過ごした。
夏紀は、落ち着きを取り戻していた。
夏紀…「ごめんね…」
海斗…「俺は全然いいよ。」
夏紀…「うん…」
海斗…「帰ろうか。」
夏紀…「……うん。」
夏紀の車で家まで送った海斗。
海斗…「また明日ね。」
夏紀…「今日ありがとう。」
海斗…「いいよ。気にしなくて。」
夏紀…「海斗……」
海斗…「んっ?」
夏紀…「何でもない…おやすみ!」
海斗…「おやすみ!」
海斗は、歩き出した。
夏紀…「もう…遅いし…泊まってく?」
海斗…「急げば終電もあるし…今日はいいよ。」
そう言って走り出した。
夏紀は家に戻り…海斗の事を考えていた。
海斗も家に戻り夏紀の事を考えていた。海斗は思い出したかのように携帯を開いた。着信「美姫」…最近は、夏紀への気持ちを自分で心の奥に閉じ込めていた。美姫を見るようになっていた。携帯のリダイアルを押そうとした時…夏紀の事を考えてしまいその夜ボタンを押せなかった…
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