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海斗は表で接客していた。
海斗…「夏紀さん、今日客多いですね。」
夏紀…「海斗君がいるからでしょ(笑)」
海斗…「そんな事ないよ」
と冗談話が絶えない。海斗は夏紀さんに恋をしていた。でも回りからも夏紀さんからも姉と弟のようにしか思われていなかった。
喫茶店が開店して美姫はホール業に専念していた。いつも忙しいのは昼のピーク、それさえ乗り切れば後は楽な時間帯だ。
美姫…「つまんないなぁ~」
と愚痴を言う。勤務も終わり、
美姫…「ビデオでも借りて帰ろう」
とビデオショップへ向かった。
海斗も仕事が終わった。
夏紀…「海斗君、今日もジム?」
海斗…「今日ジム休みです。」
夏紀…「そっかぁ、たまには休まないとね。」
海斗…「今日はそのつもりです。」
夏紀…「また明日ね」
海斗…「はい、お疲れ様です。」
と店を後にした。
海斗…「さぁてと…ビデオでも借りるか…」
とビデオショップに向かうのだった。
二人がそこで初めて出会う事はまだ知らなかった…
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