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「んで何の用だったんさ?」
ビクビクしながら神田に問う。
「あぁ。今モヤシがこっち見てたぜ」
何で言っちまうんだ…
そんな事いったらラビはアイツを追うに決まってるのに…
「ほっ…本当さ?」
がたっと思いっきり席を立つ。
「探しに行かないと…」
「待て」
気付いたら神田はラビの手首を掴んでいた。この手を話したらアイツに…
「どうしたんさ?ユウ?」
「嫌何も…」
ぱっと手を話す。何やってんだ俺―…格好悪い
「変なユウ」
とラビがクスリと笑った
あっ
俺の好きな笑顔。この笑顔は本物だ。いつものつくり笑顔と違う…
俺に対して本当に笑ってくれて嬉しい。やっぱり自分のせいでこの笑顔消したくねぇな…―
「早く行けよ。逃げられるぞ馬鹿兎」
「おっおぅ!なら行ってくるさ-」
―さようなら愛する人よ
お前が幸せなら俺はそれで充分だ。
俺のモノでなくても…
お前さえいれば。
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