偽りの兄

本当の思い･･･

　
?しっかし今日のユウは変だったさー　
大丈夫か…？いやいや
今はアレンを捜す方が大切さ！

ボソボソと独り言を呟きながら食堂を出て急いでアレンの部屋へと急ぐ。

ハァ…ハァ
?何で俺こんなに走って向かってるんさ？歩いて行けば良いものを。やっぱ俺…アレンの事…

「あっ！」
「へ？」

ドンッ
ビシャッ
考え事をして無我夢中に走っていた為､ラビは横から出きた人とぶつかり尻餅をついた上、更にその衝撃でその人が持っていた飲み物を自分の頭から被ってしまった。　

「あﾞっちﾞーっ
前見て歩…「大丈夫ですか？」

と言って温かいココアで体中べっとりしているラビにすかさず手を貸した。

「…っ」
怒りつつもラビはその優しさに甘えるように手を重ね、起き上がった。