トラウマ

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 『……特に無い……だと[?]』  美月の片頬がピクリと動く。  「特に無いとはどういう意味だ[?]」  美月にとっては初めての意見だった。  「…意味…[?]……言葉の通りだけど[?]」  衛は不思議そうに答える。  「何故だ[?]僕は皆に認められているんだぞ[?]」  『それなのに何も感想が無いのはおかしい。』  「皆って[?]」  「父や母の知人やお客様だ❗」  『そんなことも分からないのか[?]』
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