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美月は席を立つ。
「美月様、どちらへ[?]」
すかさず谷口が立ち上がり美月に問い掛ける。
「……屋上だ……谷口…お前は付いて来なくていい。」
美月は谷口を横目で一瞥するとそう言った。
「そういう訳にはまいりません。」
谷口は美月の横に並ぶ。
「一人になりたいと言っても駄目か[?]」
美月はため息を付いて聞く。
「ええ。貴方をお守り致しますのが私の使命でございますから……」
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