始まりの銃声

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「ふう…やっと倒せたな…」 ライアが死んでいる怪鳥を見聞しながら一息をついていた。 「まあまあだったね…ていうかビンツ、考え無さ過ぎよ…もう少し考えてから行動してよね」 本当の事なので言い返す事が出来なかった。 「リンクスもその辺にしといてやってくれ…そいつもとりあえずは反省してるからさ」 ライアが落ち込んでいるビンツの肩を叩き言う 「うん…反省してます、すいませんでした以後気をつけます」 リンクスは反省しているが今後に生かせるかは微妙だな~と思った。 全ての回収作業を終えてバラした残りの物をアイルー達に任せてゆっくりと村に帰る事にした。 「まあ…もうそろそろで日も暮れるしな…俺達の村に来いよどうせ当て無いだろ?」 ビンツの意外な言葉に 「えっ?良いの?いきなり私なんかが行って」 ライアも同意して 「そうですね…いくら腕が立つハンターでも女の子を1人で夜道を歩かせる訳にはいきませんから、どうぞいらしてください」 リンクスは少し考えて了承した。 「そうですね…野宿ってのも嫌ですから、お言葉に甘えさせていただきます」 リンクスは深々と頭を下げた。
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