狩人達の伝説

始まりの銃声

ゴダル村集会所にて…
｢ビンツ！準備まだか？｣
集会所の売店で回復薬などを揃えているビンツにライアは苛立ったように尋ねた。
ビンツは全てポーチに詰めた後に
｢いや～お待たせお待たせ…で今日の獲物は何だ？｣
ライアは眼鏡を押し上げて
｢全く…今日は怪鳥だよ｣
ビンツは手をポンとたたいて
｢そうだそうだ…近くの丘で暴れてるんだよな｣
ライアは全くと言ってクエスト用紙に目を落とした。
｢今回の目的は丘を暴れ回っていて人の交通や物の流通を妨げている怪鳥だ…依頼人は隣り街の商人から…怪鳥の割に報酬は４０００と高めこれに乗らない手はないでしょ｣
ビンツは笑みを浮かべ
｢２人で割っても２０００ずつか…悪く無いよな｣
ライアはああと言い
｢むしろ良すぎるよ…(嫌な予感がするけどな…まあ大丈夫か)｣
ビンツが呼ぶ声がしたのではっと戻った
｢な～にぼ～っとしてんだよ、さっさと行くぞ｣
先にビンツが歩き始めたのでライアは後に続いた。