始まりの銃声

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通称森丘は村から徒歩約15分程の距離にある。 近くを街道が通っているため人の行き来は盛んだ。 「ところでよ~怪鳥なんてどこにいるんだよ、見当たらないぜ」 ビンツが辺りを見渡した限りでは怪鳥の姿を見つける事は出来なかった。 「当たり前だろ…いつも丘にいるわけじゃ無いんだから…更に言えば今の時間はいないな」 ライアがそう言い切った。 「何でそんなこと言えるんだよ、いるかもしれないじゃんか探せばよ」 ライアはまた眼鏡を押し上げて 「1つ、今の時間帯は人の通行はほとんど無い、2つ怪鳥はお前程馬鹿じゃない以上2点の理由から」 ライアの言葉にビンツは過剰に反応して 「まて!1つ目は納得出来るが2つ目は意味解らねーよなにか?俺の頭は怪鳥以下なのか?」 その質問に 「じゃあ聞くが…何故今の時期に怪鳥がここに住み着くと思う?」 かなり馬鹿にした質問だが 「うっ、それは…その…あの…なんだっけ?」 お手上げの素振りを見せた。 「要は鬼のいぬまに洗濯って事だ、分からなかったら後で調べろ!」 すると何か隣りのエリアで騒がしくなっているのに気づいた。 「行こうぜ!」 2人は走り出した。
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