始まりの銃声

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「ビンツ!あんまり前に出過ぎるなよ…袋叩きにあうぞ」 ライアが次の弾を装填しながら注意を促した。 「その時はお前が助けてくれるんだろライア!」 ビンツはランポスを横斬りで吹き飛ばしながら言う。 2人が加勢してくれたおかげでランポス達を全て倒して残りは親玉だけになった。 「よっしゃー!行くぜ!」 ビンツは1人で突っ込んで行き抜いてからの斬りで攻撃したがドスランポスはそれを跳躍でよけライアに向けて走ってきた。 「これでも…食らえ!」 拡散弾を放ったがまた跳躍で避けライアに飛びかかってきた。 「うわー!」 もうだめかと諦めたときドスランポスの頭に矢が引っかかりそのまま地面に刺さってドスランポスは死んだ。 「はあ、はあ、危なかった…」 ライアはもしかしたら自分は今ので死んでいたかもしれないと考えると冷や汗が出た。 「全く…調子にのって油断するとこうなるんだよ、よく言うでしょ油断大敵って」 先ほどの矢を放った少女が高台から降りて2人に言う 「何だよお前だって俺達が助けなきゃ今頃ランポスの餌だったぞ」 少女は弓をしまって 「まあ…助けてくれた善意には感謝するわ…ありがとう、でも私は一瞬たりとも油断はしてなかったわよ」 かなり回りくどくて嫌な言い方だったので 「何だとこら!」 ビンツがぶちキレるとライアが一発殴った。
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