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そこは森の中だった
「おい!ちょっと待て!こんなところに怪鳥なん」
リンクスは怒鳴るビンツを制止し唇に人差し指を立てて
「しー、近くにいるから騒がないで、やつは音に敏感なんだから」
ビンツは不機嫌そうな顔をしたがライアは感心した目でリンクスを見ていた
「(リンクスは結構経験を積んでるんだな、モンスターの特徴や性質までよく知っているようだ、ビンツみたいな馬鹿とは違うな)」
リンクスがライアの視線に気づき
「何ですかライアさん?人をじろじろ見て」
ライアは眼鏡を上げて
「いえ…あなたが腕の立つハンターだな~と感心してたところですよ」
リンクスは嬉そうに微笑んで
「ありがとう、貴方も結構良い腕だと思うわ」
少しずつ進んで行くと怪鳥が水を飲んでいるのが見えた。
「おっしゃー発見!ぶちのめすぜ!おりゃあー!」
1人で勝手にビンツは走り出してしまった。
「おい!人の話聞いてなかったのか?音を立てるな音を!」
案の定怪鳥はビンツに気づき後ろに下がった。
「うっクソ!動けねー」
風圧によって行動が不能になったビンツに怪鳥が攻撃を仕掛けようとしたときリンクスはある物を投げた。
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