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「だから、ボクはフラミンゴちゃんに君だってとても鮮やかで素敵だよって言ったんだ」
鳩の娘はなぜこれで喧嘩になったのかがわかりません。
それが2人に伝わったのか、今度はフラミンゴが話し始めました。
「私が冗談のつもりで、貴方と違って色がごちゃごちゃしていないのよって言ったの」
・・・これはフラミンゴさんが悪いかなぁ、と思ったのが顔に出ていたのでしょう。
フラミンゴは一生懸命に、自分がどれだけ孔雀の模様が美しいと普段思っているかを語り始めました。
それを聞いていた孔雀が段々と顔を赤らめていきます。
鳩の娘は孔雀の具合が悪いのかと心配になり、孔雀に声をかけました。
「大丈夫?なんだか具合が悪そう。飼育係を呼んできてあげようか?」
「だ、大丈夫!それよりフラミンゴちゃんに前から言いたかった事があるんだけど・・・」
「なあに?もう喧嘩するのは嫌だわ。せっかくおチビちゃんがきて喧嘩が終わったと思ったのに」
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