第一章 助けた亀

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『釣れねえな…魚。釣って帰んねーと婆さんに怒られっし、あーマグロでも釣れねぇかなぁー!』 浦島太郎は竿を置いてねっころがりました。 『…ん?』 見るとそこには、4、5人の悪ガキたちが亀を苛めている真っ最中でした。 『なにやってんだよ、いい年こいてよぉ、ったく』 浦島太郎は立ち上がりました。 『のろまな亀が陸に上がってきてんじゃねぇよ!』 『ぎゃっはっは!オラ早く逃げねぇと死んじまうぞオイ?!』 悪ガキたちは棒で叩いたり、蹴ったりしていた。 『オラ悪ガキ共!おめぇら亀なんか苛めて楽しいんか?!あぁ?!だったらオレが相手になってやんよ!全員かかってこいやコラァ!!』
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