醜悪ないきもの

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醜悪ないきもの

僕はランチの女王を見終わって リビングに下りた。  「おまえちょっと来い!」   父が僕を呼ぶ かなり酔っているようだ   父は先月会社をやめ  毎日昼過ぎに起きて酒を飲んでばかりだ  「人生は世知辛いよ!まったく俺は今まで会社のために…」  この調子で彼は人生を語ってくる 毎日だ。   暴れるわけではないが、僕の目には廃人にしか見えない。   リストラされた それは会社が悪い そんな事は関係ない。   会社の歯車にもなりきれなかっただけの廃人だ。   てゆうか   酒のんでないで 職安行って 履歴書かけ   でも本人には言わない 言う勇気がないから 
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