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カチカチカチ・・・
「よしっ検索!」
enterキーを押す。何万件かヒットした。
「凄い。結構あるんだなぁ・・・」
関心しながらマウスで下にずらしていく。
読んではいけない話
危険話
呪われる話やビデオ
恐怖体験
など一杯あった。残りのハムソーセジパンを口にポイと入れ込んで噛み砕く。そのときぞくりとした。
何かに見られてるような冷たい視線。鳥肌がたった。
「な、何・・・?」
早苗は辺りを見渡す。やはり誰もいない。気のせいかと目を画面に戻す。ん・・・?あるサイトに目がいった。
【見ると呪われて死ぬサイトを知っていますか?】
赤い文字で書かれたそのサイトをクリックした。
【みなさん、こんにちは。僕はもうすぐ殺されます。何故なら呪いのサイトを見てしまったから。】
「はっ・・・そんな事あるわけないじゃない。」
独り言を言った瞬間ブルリと寒気が背中を走った。
またなの?誰かいる!そう思った。次の瞬間パソコンが不気味な音を鳴らした。
老婆の声のようなしわがれた音。早苗は耳を塞ぐ。
「い、いやぁ・・・」
パソコンを見た。
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