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学校

(まぁ、本人がいいなら・・・)
軽く考えた。

周りの人々が口を揃えて何かを喋っている。ん・・・耳を研ぎ澄ます。

「また死んだらしいよぉ」
『あの例のサイトでしょお？マジで死ぬのかなぁ？』
え？早苗は声の主を捕まえた。明るい金髪にピアスを開けている女だった。化粧が濃く香水臭い。

『なに？ちょー痛いんだけど！』

腕を掴んだ手を離す。

「ごめんなさい。あのサイトって・・・見ると呪われて死ぬってサイト知ってるんですよね？」

『あぁ・・・さっきのね。知ってるよ。』

二人はニヤニヤしている。
「教えて下さい。」

『じゃぁ200円ちょーだい。じゃないと教えないよぉ？』

「分かったわよ。」

財布から百円玉を二枚取り出して渡した。

『じゃ教えてあげるょ。ある男がサイトを見たんだって。でね、最初は怖いサイトかぁぐらいにしか見てなかったんだけどだんだんその男が顔を青くして死んだんだって。』

「それ・・・で？」

早苗は次の言葉を待っていた。

『さぁね。詳しくは分からないけど・・・』

そこまで言うと学校に入っていった。
早苗はブルブルガタガタ。夕美は心配そうに聞く。

『どうしたの？早苗へんだよ？』