湖面の月

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ジメっと湿った壁に...天井はドンヨリとドス黒い... 湖の底なのだろうか!? 広さはあるが...閉ざされた空間である事だけは感覚で理解出来る。 しばらく歩くと奥の壁が見えてきた。 「驚け!!」 そう言いながら懐中電灯で壁の下の方を照らした。 「ス,スゲ~っ!!」 思わず僕は大声で叫んでいた。 懐中電灯の光の先... その光より眩しく輝く... 宝の山! 金,銀,宝石...日本の物から西洋の物まで... ありとあらゆる宝が本当に山の様に積み上げられていた。
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