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「涼!こっちに来てみろ!」
太一は僕を呼び寄せ,宝の山から数メートル離れた壁を懐中電灯で照らした。
「何か文字が書かれている...」
僕は四つん這いになり顔を壁に近付けた。
【幻想の世界は三人以上を受け入れず...一人での来訪者には「死」あるのみ...二人での来訪者は剣を持ちて闘え!現実の世界に戻れるのは一人のみ】
「何だよコレ!どういう事なんだ!?」
後ろを振り向くと...
宝の山から取り出したであろう青龍刀を右手に持ち,頭上高くまで振り上げている太一が立っていた。
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