湖面の月

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振り下ろされた刀は僕の左肩を掠め地面に突き刺さる。 僕は慌てふためき... 急いで宝の山まで戻り... 日本刀を手にした。 「何するんだ!一体どういう事だよ!!」 むやみやたらに青龍刀を振り回す太一。 「読んだんだろ!そのままだよ...現実の世界に帰れるのは一人!」 僕は振り回されてくる刀をことごとく弾いた。 「お前...始めから知ってたのか!?」 運動神経抜群の僕と... 運動音痴の太一... 不意をつけなかった時点で太一の負けは決まっていた... 「当然だろ!」 太一がほくそ笑む... 「うぁぁ~~っ!」 僕は奇声を発して太一の... 心臓を貫いていた...
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