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「二つ目の条件は【10分の1の美しい月】...つまりキレイな円を描くこの湖の10分の1の大きさの満月が湖面に映し出される事!」
確かにボ-トの下にはユラユラと揺れる小さい波に月明かりがキラキラと反射していた。
「満月が10分の1の大きさで湖の中心に映し出されるのは...今年は今日から三日間!それも一日に一時間のみ!その貴重な時間にお前は遅れてきた上言い訳を...」
太一の機嫌が悪くなる前にコピーされた文章を指差す。
「じゃあ...この【凪に輝きを増し】ってのは...」
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