出会い

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ヒロ「力…ほしいなぁアイツらを倒せるなら」 リキヤ「なにごちゃごちゃ言ってやがる!!」 殴りかかろうとした瞬間…… ワカッタイイダロ『ケイヤク』カンリョウダナ そいつはそう言うと突然、火炉の体が勢いよく燃えだした。 {ボッ!} ヒロ「うわぁぁ!!熱い!熱いよ!熱……くない!?」 火炉は慌てて火を消そうと払っていたが違和感を感じた。 感じるはずの熱さが全く感じなかったからだ。 リキヤ「なんだ…あれ!?わ…悪い夢でも見ているのか?ハハハ…」 ヒロ「これがボクの力! 熱くない…むしろ清々しいくらいだ…」 火炉についていた火は静まるように消えた。 今まさに火炉は力を手に入れた。 筋力でも知力でも権力でもない。 魔法のように火を自在に操るという人並み外れた力。 火炉は手の平を力也達に向けた。 リキヤ「お…おい火炉!じょ…冗談だよなぁ…俺達…友達だろ?」 火炉はその言葉に過剰に反応した。 ヒロ「友達?ボクはオマエらを友達と思った事は一度たりともない!!」 炎は火炉の感情に反応するように手の平から勢いよく炎が飛びでた。 ゴォォォ!! 火炉から放たれた炎は力也達を通り越して周りの建物や木に燃え移った。
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