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リキヤ「ヒィー!バ、バケモノだぁ!うわー!」
力也達はあまりの恐怖ににげだした。火炉の周りは瞬く間に火の海と化した。
その頃、家に帰り着いた白斗はおもむろにテレビを点けた。
ハクト「ただいまーってまた誰もいねぇのかよ。暇だからテレビでも観よ。」
完全な独り言を言った後、白斗は軽く落ち込んだ。
?「おかえり。」
どこからともなく声が聞こえてきた。
ハクト「!!…誰だ!!」
誰もいない部屋で…白斗が一番最初に帰ってきたのに聞こえてくるはずのない声に白斗は顔を上げ辺りを見渡した。
?「誰でも言うようなセリフだな。」
そう言うと白斗の前には先程、蹴った白い球がふわふわと浮いているかと思えば人の形をかたどり白斗の前に現われた。
ハクト「なんなんだ!!オマエ」
白斗はその男を睨みながら身構えた。
その中にも恐怖はある。
自分の目の前で日常ではあり得ないことが起きている。
?「そう身構えるな時間がないから率直に言う俺は悪魔だ。」
ハクト「とぅー!!」
白斗は悪魔とか言うふざけた男に回し蹴りを食らわした。
咄嗟的な行動だった。
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