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――――とある学校で一人の男が教室の扉を勢いよく開け、今もすやすやと眠っている少年に近寄り胸ぐらを掴み無理矢理起こした。
?「おい!起きろ!勝負だ!今日こそ俺が勝つ!!」
今、少年に怒鳴っているのは鬼山 力也。
先程まで寝ていた少年は転校生で転校してきて2日目、目が気に食わん!という理由で喧嘩をふっかけ負けた。
腕には絶対の自信を持っていたがやられた事があまりにも悔しく、それ以降何度も勝負をしかけている。
?「あ?…なんだよ…」
まだ眠たいのか目を閉じたまま少年はうざそうに反応した。
彼の名前は真戒 白斗。
年齢15歳。
どこにでもいる普通の少年。
ハクト「もう諦めろよ…初めて話した相手がオマエなんて俺どんだけ不幸なんだよ…」
白斗は欠伸をしながら答えた。
リキヤ「なにぃ!その勝負買ったぁ!放課後グランドで待つ!!おい火炉行くぞ!」
行くかボケ!
力也の後ろをとぼとぼとついていく少年に目が止まった。
ん?アイツ誰だろ?
パシリ?
ハクト「なぁ、筋肉バカの後ろにいた子…誰?」
生徒「あぁ…赤髪 火炉だろ?
アイツの家、剣道やってんだっけ?
剣の腕はすごいんだけど内気な性格で友達ができないんだよ。
俺もあんまり話した事がないなぁ。」
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