3029人が本棚に入れています
本棚に追加
修司は、さっさと職員玄関の方に歩いて行ってしまった。
あたしとは、一言も話さないまま…
山本くんは、相変わらずニコニコしながら話してる。
「井上、今日は放課後あいてる?」
「え?」
「また一緒に勉強しない?」
「…ごめん、今日は用事があって…」
「そっか!じゃあ、また今度な」
「うん…」
いくら修司が怒っていても、山本くんは悪い人じゃないから強く断れない。
…あたしがいけないの?
だからって、話してもくれないなんて!
修司があんなに大人気ない人だと思わなかった!
最初のコメントを投稿しよう!