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猛烈な勢いでクラクションを鳴らして、ヘッドライトをハイビームにしたトラックが、前に表れたのだ。
父親がとっさにハンドルを切り、難なくかわしてしまった。
「どうだ!!この華麗な運転は!!」
と興奮した父親が言った刹那、車体を猛烈な振動が襲う。
道を逸れて路肩の砂利道に入ってしまったのだ。
「このアホが!!」
と息子が思った瞬間、振動が治まり、ふわっと身体が浮き上がった。
そう…銀色の車体は崖から転落したのだ。
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