巡憐歌

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      僕と君 出会ってから どれ位の月日が経つだろう 瞼を綴じれば蘇るのは想い出ばかり     今は 皆それぞれの道を歩んで行き 何も考えずに楽しんだ アノ日々は既に遠い物と為り果てて     「また何処かで逢いましょう」 交した言葉はいつだったか 遠くない昔が 今は懐かしく感じて       知っていますか? 出逢いは別れの為にあると言う事     もし何時か僕も君も 其の為にあるのだとしたら 別れる其の日まで 繋いだ手が離れない様に 握り締めて共に歩いて行こう         僕が愛した証を君にアゲルから 今も此からも ずっと、ズット 君だけ愛し続けるから 僕が守ってあげる。       過去を引き摺って 歩いて行く二人 同じ痛みを背負って来た。       そう遠くない 未来は二人に 優しくしてくれるかな? 君には幸せであって欲しいと 心から願うよ。         知っていましたか? 僕が君を好きになった理由 出逢ってから ずっと 僕は君の 笑顔で支えられて来た 喧嘩した日も共に泣き笑い 喜びながら語り合った日も 総て……。       君と言う存在に出逢えた。 其だけが僕を君へ繋げた。 一本の朱い絲       永久に君を想い 愛するから だから忘れないで     永久に二人の別れが来たとしても 其れは永遠じゃない       また直ぐ 二人は出逢うから… 例え僕が居なく成っても 例え君が居なく成っても       変わらず、忘れずに、ずっと、ずっと 永久に君を想い続けて待ってるよ       だから又生まれ変っても 新しい世界で逢いましょう。             …fin。
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