あれから…

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マキとケンが離れ離れになり…一年半が過ぎようとしていた。       「おーい!もっとこっち!!」   『すみませーん!!』       ケンは、姫路から帰って来てすぐに車の免許を取り、実家からバイクで三分くらいで通える位近くに事務所がある、いわゆる運送の短距離ドライバーの仕事をしていた。     だから今日も当然県内にいる(笑)     今日は机を運ぶために、ある田舎街に来ていた。       「おい!!ぼーっとすんな!!怪我しよったら承知せんぞ!!」   『はいはい…』     煩い付き添いの同僚の言葉に対して、適当に心の中であしらっていたケン…     「おまえ!ちょっと外こい!!」     するといきなり太い腕でケンの右腕を引っ張って外に連れていく同僚。
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