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「………魔族!?」
リシャールはガバッと上体を起こすが、すぐに顔を痛みに歪める。
「っっ!!」
「動いちゃダメだよ。まだ傷が癒えて無いんだから。」
リシャールの体を優しく支え、再び横にするイリア。
「それではイリア嬢、我はこれで失礼する。まだ盟主への報告が残っているのでな。」
「あ、ハイ。ありがとうございました。」
イリアに見送られ、その場から立ち去る魔族。
「………ちょっとまて。何でお前は魔族と馴れ馴れしくしてるんだよ。」
それを見ていたリシャールは、どうやら納得がいかない様子だ。
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