~第三幕~ 手遅れの謝罪

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次の日・・・。   「先輩が急に休暇なんて~・・・、何かあったんですか~?」 「別に、ただ休みたいだけだ」 「良いよなぁ、俺も休みたいよ」 「お前は休み過ぎだ、少しは人以上の努力を見せろ」 「うわっ、きっつい事言うなぁ。まぁいつもの事だけど」 「さっさと自分の席に着け、そこに居られると目障り耳障りだ」 「心配してやってるのに」 「余計な事を考える前に自分の事を考えろ」 「だって~、先輩が居なくなったら誰に頼れば良いのか~・・・」 「人に頼るな」 「うん、心の病じゃないみたいだな」 「当たり前だ」 「てっきりフラれたかと・・・」 「ふざけるのもいい加減にしろ!さっさと仕事をしないか!」   一喝した途端に逃げる部下や同僚達、お陰で荷物の整理に余計な時間が掛かってしまった。   ため息をつく頃には整理終了。荷物はあまりなく、スーツケースにぴったり収まった。・・・しばらくはソファーを占領出来ないな。名残惜しさが残っていたのには自分でも驚いた、やはり3ヶ月も寝泊まりしていれば愛着も涌くようだ。皆の視線を浴びているのを感じた為か、振り返る事はせずに扉をくぐり抜けていった。
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