一幸せな日々一

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ガチャッ 「ちょっと湊!行ってきますくらい言いなさいよ!!」 ったく…朝からうっせぇな…… 「ハイハイ…」 「ハイは一回!!」 母ちゃんの平手がいつものように俺の頭に当たり… 「痛ッ…頭は叩くなって!!あ!!もうこんな時間!!遅刻したら母ちゃんのせいだかんな!?」 「早く学校行きなッ!!」 ガチャン 「くそッ…閉めやがって…」 俺は一ノ瀬 湊[イチノセ ミナト]。 今年公立高校に入学して晴れて高校生になる…じゃなくて!!!昨日から高校生だ!! 今のは俺の母ちゃん。 うるさくて俺は好きじゃない。…すぐ暴力振るうし… 「やっべ!!遅刻するッ!!」 そして俺はいつもの日課 のように学校に向かい走り出す 一…そう… こんな毎朝の出来事が 凄く幸せで… もう当たり前じゃ なくなるなんて その時俺は 思ってもみなかった…
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