新しい生活

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遠くのほうで予鈴が鳴っている。 「ヤバイ!!走らないと。」 運動も得意な亜由が瑠莉のことを引っ張っるようにして走っている。 「瑠莉、もっと足、動かしてよ。短距離は早いくせに。新学期から遅刻はマズイでしょ。生徒会の役員でしかも選抜クラスなんだから。」 「そうは言っても……」 「瑠莉。口じゃなくて足を動かしなさい。」 でた!! お姉様口調!! というか命令…… 急いでたり焦ったりすると出るらしい。 そうこうしてるうちに2号館に着いた。
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