新しい生活

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2人は靴を指定のところに突っ込んで階段を2階まで駆け上がった。 一番奥からA組と順に手前がD組となっている。 「じゃあ、部屋でね。」 亜由はそう言って新しい教室に入って行った。 瑠莉も慌てて教室に入った。 「お、おはようございます……」 「おはよう。新学期そうそうずいぶん遅い到着なんだな。」 「おい。(しゅう)俺が推薦したんだからそんなにいじめんなよ。」 「わーかってるよ。拓海。挨拶だよ、あ・い・さ・つ。」 「ほら、困ってるでしょ。大丈夫だった?あなたが瑠莉ちゃんね?私、学級委員の《紺野 梓・こんの あずさ》です。よろしくね。席は窓側の一番後ろね。」
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