プロローグ

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俺は朝起きたら、自分の部屋じゃなかった。 「ここは…どこなんだ?」 所詮夢だろうと思っていたから、そんなに深くは考えなかった。 「だれ…?」 俺の進んでる方向と違う方から声がした。 俺はすぐ声がしたところに走った。 「あなたはだぁーれ?」 なんだ、女の子か。 なんで俺の夢に知らない女の子がいるんだ? 「ねぇ!!ねぇってばぁ!!!」   「お、なんだ?」   「お名前、教えて」   「俺は…俺は…あれ?」   「やっぱりあなたはもうやられたのね、困ったわ」   俺がどうしたんだ?てか、なんで自分の名前が思い出せないんだ?どうなってんだよ!!!   「大丈夫、そんな混乱しなくても夢が覚―――」   女の子が話してるときに目が覚めた。
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