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《黙祷》
気付けば
いつも
当たり前に支えてくれて
望めば
いつでも
幸せにしてくれた
彼女の気持ちも
分からなかったけど
俺は自分の気持ちが
一番分からない
大切だったのか
ただの玩具だったのか
彼女は俺が見てない時
振り向いて
俺を見てた―――……
俺を疑ってたから?
俺を、憎んでたから?
分からないなんて
彼女への冒涜だから
ちゃんと分かってるよ
返事は死んでも来ないって
けど
悲しんではいけない
俺にそんな資格はない
これからする事は
祈る事だって
償う行為だって
どんな事も
自分が
楽になるための行為
なぁ、
瞬きする間だけでもいい
幸せを感じた事があった?
彼女は
俺から出来る限り
離れた場所で
消えた
ソレが
答えの様な気がした
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