†始まり†

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僕は眠りから覚めると、白い部屋の中にいた。 頭が冴えてくると、そこは病院の一部屋だという事に気付く。     『うっ』     お腹に激痛が走る。見てみるとお腹には包帯が巻かれていた。 自分が何故こうなったのか、何故ここにいるのかがわからない。 とりあえずナースコールを押し医者を呼ぶ。   すぐに若い看護婦と、どこか風格のある40代半ばくらいの医師が来た。   その後いろいろな検査を受け、怪我をしたときのショックで記憶障害が残ってしまったと告げられる。     一時期の記憶がない。     多分医者は、この事を言っているのだろう。
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