記憶捜索

†始まり†

小さい頃から今まで、僕と姉は本当に仲が良かった。
何をするにも

「姉ちゃん、姉ちゃん」

と僕は姉にべったりで、姉もそんな僕を嫌な顔せず面倒見てくれた。
大人になっても、僕は姉に頼りっきりだった。姉は昔と変わらず優しく接してくれ、時には叱ってくれて、姉には本当に感謝している。
こんな事言うのも変だけど、僕は姉が大好きだった。

そんな姉が死んだんだ。正常でいられるはずがなかった。