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彼の広い背中が、あたしは大好きだ。 一緒に寝て、朝起きると 司は必ず背中を向けて眠っている。 あたしとは質の違う、広い背中。 肩も、肩胛骨も、背骨のラインもごつごつしていて 思わず、しがみつきたくなる。 あたしはもぞもぞと 司にすりよって、 彼の背中に鼻を押し付ける。 毎週日曜の、ありふれた朝。
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