甘い時間の始まりは

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「みちる」 「はい?」 喜一さんは私のバイトが終わるまで待っていてくれた そして今喜一さんの車で家に送られているところ 車の中で私は『お疲れ様』と渡されたジュースを喜んで受け取り飲んでいた 「明日から一緒に住みませんか?」 ―――ゲホッ💥 喜一さんのいきなりの提案に私は盛大にむせた 「..ッゲホ!!..え..ぇえ!!?」 「シュミレーションってことで」 顔を真っ赤にして喜一さんを見た 喜一さんはケロッとした表情をしていた 「幸いみちるの学校から俺の家はそう遠くないですし」 「まぁ..そうなんですけど」 むしろ実家より近いくらいだ 「ってことでみちるのご両親に了承を得ましょう」 「...え!!?」 「ご挨拶もしたいですしね」 「ちょッ..喜一さん!!?」 私の制止もむなしく喜一さんは私の家へと車を走らせた
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