甘い時間の始まりは

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「たッ..ただいま...」 喜一さんを後ろに連れて私は家に入った どうしよう とてつもなく緊張するんですけど...ッ 「おかえり~」 リビングでいつものようにママの声が聞こえた 「...ママ?」 「なぁに?」 「あの...」 「なによ...ッ!!!」 ママは私の後ろにいた喜一さんを見てすごく驚いた顔をした まぁ..当然だよね 「田代喜一ッ!!!!!!!」 「「え?」」 知るはずもない喜一さんの名前をママが叫んだので私と喜一さんは声を揃えて驚いた 「私実はファンだったんです――ッ!!【Light・Way】とか【MEN's style】とか読んでました――ッ!!!」 「...ありがとうございます」 私のママは若い よく私の買った雑誌を一緒に見たりする だからモデル時代の喜一さんを知っていても不思議じゃない 両手を掴まれブンブンと振られている喜一さんは引きつりながらもママに微笑んでいた
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