甘い時間の始まりは

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「で?お話というのは..??」 「あぁ💡そうでした」 アップルティーを飲みながら私は言った 今日私が喜一さんのお家に来たのも『話があるから』と言われたからだ 呼び出しておいて喜一さんはすっかり忘れていたようだけど.. 「ちょっと待っててくださいね」 そう言って喜一さんは自室に入った 自室..かどうかはわからないけど ..と言うのも私が今いるリビングから見ただけでも部屋のドアが3つある 玄関からリビングまでも確か3つあった 内2つがトイレとバスルームだとしても1人暮らしの喜一さんには十二分に広い 喜一さんは一体なんの仕事をしているのか..? 話が終わったら聞いてみよう 「お待たせしました」 そんなことを考えていると喜一さんが部屋から出てきた その手には薄い1枚の紙 「お話というのはコレのことです」 「へ..?」 目の前に差し出されたその紙は16歳の私にはドラマでしか見たことないものだった
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